武庫川女子大学
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日文学科のMFWIレポート

文学部日本語日本文学科と短期大学部日本語文化学科の希望者が「海外文化体験演習」として2月から3月までの約3週間、アメリカ分校「MWFI」で学びます。2011年度から始まったこの留学プログラムは、午前中は現地の語学学校で日本語教育現場を体験、午後はMFWIで英語研修を受けるという内容です。引率教員や参加学生による現地からのレポートをお届けします。
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2014年

2014年3月

3月7日(金)   最終レポート【帰国しました】

朝7時にRAや先生たちとひとしきり別れを惜しみ、見送られながらMFWIを出発し(写真左と中央)、
スポケーン空港から約1時間でシアトル(写真右)へ飛び、国際線に乗り換えて
シアトルから約9時間30分かけて成田へ、時差があるため日をまたいで
翌日夜8時30分ごろに伊丹空港へ帰ってきました。

この3週間とおして病気や怪我がなく、19名それぞれが楽しめた留学生活だったと思います。
これからもMFWIで発揮したチャレンジ精神と、それを受け入れて伸ばしてくれる周囲の気持ちを忘れず、
やりたいことを楽しめた、と言える学生生活を送ってほしいと思います。

3月5日(水)   日本語と日本文化を発信します【最終授業】

最終授業は学生が、先生や職員やその知人など現地の英語話者に対し、日本語や日本文化の授業をしました。
2,3人で1チームを作り、そのチームを英語話者が2,3人ずつ回っていきます。
授業内容は、数字や日常会話だったり(写真左)、
全国の祭りや特産品、月ごとの行事、干支を理解してもらったり(写真中央)、あるいは
「かごめかごめ」を歌って遊ぶ、というチームもありました(写真右)。
どれも教材・教具を手作りして、独自に考案したゲームを交え、英語で説明するところは台本を書いて、
というように、しっかり事前準備をしました。
そんな努力を買ってくれたのか、参加してくれた英語話者、
そして何より、今までお世話になった先生たちは楽しく嬉しそうに日本語・日本文化を学んでくれました。
夜はスクールバスを貸し切ってミュージカル鑑賞。
そのあと、いよいよ明朝に迫った帰国準備を終えて就寝しました。

3月4日(火)   アメリカの教育事情(4)中学校

最後の学校訪問は、中学校で日本語を選択しているクラスでした。
始めにこれまでの簡単な復習をして、次に新出語彙(新しく覚える単語)を勉強します。
本時の単語は体の部位。頭、鼻(‘flower’花と違うハナ)、口、腕…と先生がリズミカルに指さしたり、部位を動かしたりして、
何度か繰り返し発音すれば、さすがは上位レベルの生徒たち、すぐに覚えてしまいます。
ここで日本人学生(JLLの学生たち)が登場。
日本語で「ここはどこ?」と尋ねていくうちに話は広がり、写真を見せたり生徒が描いてきた漫画を見せてもらったり、
あるいは、ひなまつりや日本文化の話題になって、いつの間にかSFCC(大学)の訪問時よりたくさんの英語を使って楽しそうに会話していました(写真左)。
MFWIに戻ると、帰国オリエンテーションに修了式と続きました(写真中央)。
授業の普段着とは違うワンピースや華やかなスカートにきれいな靴を履き、気持ちを改めて
少し厳かな雰囲気に包まれて、これまでの成長と先生方への感謝の気持ちを伝えました(写真右)。

3月3日(月)   留学最後の休日

昨日の寒さが続き、雪も降りやまず、あいにく外へ出たくなるようなお天気ではないけれど
最後の休日(現地時間で日曜日)は、MFWIに着いた日からショッピングモールへ行く計画でしたので、
学生たちにとっては長らくのお楽しみでした。
雪のため早めに帰ることになり、楽しいのは楽しかったけれど(写真)、寮に戻った学生たちの顔は今一つ消化不良という感じ。
それはそれ、これはこれ、と切り替えて、夕食後は修了式の準備やRAと過ごす団らんの時間となりました。
もうあと残り少ない、先生やRAとの時間を惜しんで、一瞬一瞬を大切にしたいのでしょうね。

3月2日(日)   ウインタースポーツ(2)

極寒のスポケーン山(Mt.Spokane)でスキー・スノーボードをしてきました(写真左)。
初めにインストラクターがスキー・スノーボードのそれぞれの初心者と、経験者の各グループに一人ずつ、計4人で指導してくれましたが、
その説明がわからない、早口で聞き取れない、というグループもあったようです。
でも、軽食をとって(写真中央)、少し体を温めてから、各々自由に滑り練習を積んでいくと、だいぶ様になってきました(写真右)。
ちなみに、本日のスポケーンは平地で体感-20℃でしたから、スキー場はインストラクターも“cold!”(寒い)と言っていました。

3月1日(土)   いよいよ「最終回」

授業、買い物、お出かけ、いろいろな「最終回」が迫ってきました。
それに向けて、学生もめいっぱい楽しんでおかなくては、と気合が入ったのか、キチキチのタイトなスケジュールをこなしています。
午前はWritingの最終回でした。4日に授業全体の成果発表があるため、放課後は課題に取り組みます(写真左)。
写真中央、良く見るとほっぺに何か描いてある!これは授業のときに先生がペインティングしてくれたもので、ネイティブアメリカン(先住民族)が使う図柄だそうです。
勉強の後は夕食です。写真右には入っていませんがアイスクリームも付いていました。
(学内のどこかでパーティーがあると食堂にもスイーツが出ます。)
続いて、トランポリンをしに街へ。帰寮して寝て、起きたら早朝からスポケーン山(Mt.Spokane)へ行って、スキーやスノーボードを楽しんで、
日曜日はモールで最終回のショッピングで、
月曜日は最終回の学校訪問で、帰ったらすぐにおめかしして送別会で、
火曜日は最終授業で、そのあとミュージカルを見に行って、水曜日には帰国の途に就きます。
それにしても、と思って「どこにそんな体力があるの?」とある学生に尋ねたところ、「食べます!」との元気なお返事でした。

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