武庫川女子大学を受験される方への情報をお伝えします。
クリックすると、写真は拡大表示されます。
文学部教育学科 小尾麻希子ゼミの学生11人が7月23日、西宮市立鳴尾図書館(西宮市甲子園八番町1-20)を訪れ、地域の子どもたちを対象に手作りパネルシアターの上演や造形遊びなどのワークショップを開催しました=写真左=。
このワークショップは、「教育演習」という授業の一環で、学生の保育構想力・保育実践力を高めるためのフィールドワークとして位置づけられているとともに、地域連携の一つとして、地域に住む子どもたちの遊びや学びの場づくりを図書館と連携して行うことを目的としています。
今回、学生たちは、主人公のキムが傘の船に乗って旅をするという物語「キムのふしぎなかさのたび」を取り上げ、パネルシアターを用いて演じることに挑戦=写真中=。パネルシアターを上演するにあたり、制作に数か月間をかけました。学生たちは、子どもたちの想像が様々に膨らんでいくことを願って演じました。
造形遊びでは、パネルシアターで上演した物語の中から「船」というトピックを取り上げました=写真右=。学生たちは、子どもたち一人ひとりが「浮かぶこと」「動くこと」を意識しながら船をつくることができるように話しかけたり、アドバイスをしたりしながら、一緒に船づくりを楽しみました。
学生たちは、「開始から片付けを含めた終了まで、時間配分がとても難しかったです」「子どもたちから、私たちでは思いつかないようなアイデアがたくさん出てきて、一緒に船をつくるのが楽しかったです」と、それぞれ感想を話しました。
小尾講師は「私たちのゼミでは、子どもの想像と創造をかき立てる物語の選択について学んでいます。そうした物語を活用し、子どもたちの豊かな造形的表現が引き出される保育の構築について学びを深めています」と話しています。
小尾ゼミ生の次回ワークショップは、12月17日を予定しています。
◇
教育学科の専門教育科目「教育演習」では、地域の幼稚園や図書館と連携し、学生の保育構想力や実践力を高める様々な取り組みを実施。また、そうした実践が地域の子どもたちの遊びや学びの場づくりへとつながることが重要だと考え、地域の幼稚園や図書館を拠点として年に数回のワークショップを開催しています。
カヌーとトライアスロンの国際大会に出場する学生選手を激励しようと7月20日午後、中央キャンパス南館で健康・スポーツ科学科主催の「国際大会出場選手激励のつどい」が行われ、同学科の学生と教員300人余りが出席しました=写真左=。
国際大会に出場が決まった学生のコメントと、出場する国際大会は以下の通りです。
【 カヌー 】
◆2016カヌースプリントジュニア・U-23世界選手権大会(7/28〜31、ベラルーシ・ミンスク)
U-23女子カナディアン代表
桐明 輝子さん(健康・スポーツ科学科2年生、写真中の左)
「皆さんの応援を力に変え、精一杯、最後まで頑張ってきたいと思います」
◆2016世界カヌーマラソン大会(9/16〜18、ドイツ・ブランデンブルグ)
女子カヤック代表(K-2)
薦田 遥さん(同、写真中の中)
「カヌーマラソンは26kmの長距離のレースで、初めての経験になりますが、最後のゴールまで日本の代表であることを忘れず戦ってきます」
森山 萌さん(同、写真中の右)
「カヌーマラソンは初めてのレースで不安もありますが、日本の代表という責任と自覚を持って、頑張って漕いできます」
【 トライアスロン 】
◆2016世界大学トライアスロン選手権大会(8/7、スイス・ニヨン)
ジュニア女子代表
中島 帆波さん(同、写真右)
「多くのヨーロッパ選手の出場が予想される大会なので、とてもスピードのあるレースになると思います。日本代表として頑張ってきますので、応援よろしくお願いします」
目連淳司 健康・スポーツ科学科 学科長は、「私たちの学科の誇りです。国際大会での経験を大切なチャンスとして、これからますます高みを目指して世界のトップレベルの選手の技術やトレーニングを見学したり勉強したりして、私たちに教えてください。体に気を付けて、十分に力を発揮してきてください」と選手に激励の言葉を送りました。
選手たちの活躍を後押しするため、参加した学生と教員全員で応援歌を歌い、激励会を締めくくりました。
「ゴールドコーストマラソン2016」がオーストラリア・クイーンズランド州で7月2日〜3日開催され、堀江美里さん(2009年、健康・スポーツ科学科卒業)が、女子フルマラソンの部でコースレコード更新および自己新記録の2時間26分39秒で優勝しました=写真=。
ゴールドコーストマラソンは今年で38回目を迎え、参加者は約30,000人。日本からも毎年、有力選手が招待選手として出場し、今年は最多の12人(男子6人、女子6人)が参加しました。
堀江さんは在学中に公江特待生に選ばれたほか、卒業時には学長賞を受賞するなど、勉学と競技を両立させました。卒業後は株式会社ノーリツに入社し、女子陸上競技部で競技を継続。今年1月に開催された「第35回 大阪国際女子マラソン」では2位入賞、5月に開催された「第26回 仙台国際ハーフマラソン大会」では3位入賞を果たすなど活躍が続いています。
写真提供 : 柳原 元さん
生活環境学部 建築学科に短期留学しているトルコ・イスタンブールのバフチェシヒル大学 建築・デザイン学部の女子学生10人と引率の教員2人が7月1日、西宮市役所を訪れ、今村岳司市長と歓談しました=写真=。
本学とバフチェシヒル大学は、2008年に締結した一般交流協定に基づき、毎年、相互に学生の派遣・受入れを行っています。バフチェシヒル大学からは2009年以降、建築・デザイン学部の女子学生が本学 建築学科に短期留学しており、今年で7回目(2011年は東日本大震災の影響により中止)。留学生は、本学 建築学科の学生と一緒に「建築設計演習」や「空間表現演習」、「フィールドワーク」等に取り組み、建築教育の相互交流を行います。
7月2日はフィールドワークとして、本学 建築学科4年生と伊根の舟屋群等を見学。7月16日〜18日は上甲子園キャンパスで開催される第4回「シルクロードを通して見た建築と文化」国際会議にも参加します。
本学からは2010年以降、建築学専攻修士課程の大学院生が授業の一環としてバフチェシヒル大学で保存修復実習・歴史的建造物の現地調査・伝統的建築装飾タイルの制作実習などを行っています(2015年はトルコの国内情勢悪化のため中止)。
今村市長からの歓迎の言葉の後、バフチェシヒル大学の教員と留学生が一人ずつ日本語で自己紹介しました。留学生たちは「西宮市はとても静かできれいな街であり、ここで学んでいる学生はとても幸せだ」「授業が終わった後に阪急西宮ガーデンズや、ららぽーと甲子園に買い物に行ったが、箸や着物、人形、真珠等に興味を引かれた」「日本料理が大好きで、特に寿司やてんぷら、たこ焼き、ケーキはとてもおいしい」と感想を話しました。
今村市長の「一緒に勉強している日本の学生の印象は?」という問いかけには「グループで勉強する習慣がある」「すぐに手伝いに来てくれるなど親切で丁寧」「模型の制作がすごく上手」と答えていました。
最後に、今村市長とバフチェシヒル大学建築・デザイン学部のムラツ・ドゥンダル副学部長が記念品を交換し、全員で記念撮影を行いました。
健康・スポーツ科学科の1年生が、神戸市北区の北摂キャンパス「丹嶺学苑研修センター」で6月23日〜24日、宿泊研修「トレーニング・プログラム」を行いました。
今回の研修では、フィリピンのセブ島で国際貢献活動を行っている永田正彰さん(NPO法人「セブンスピリット」音楽教育部門スタッフ)を招くという初の試みを実施。永田さんは「海外に一歩出てみるという選択肢―私のフィリピン・セブ島での音楽活動―」というテーマで講演しました。アイスブレイクゲームからスタートし、写真や動画を交えながらフィリピンで経済的に困難な状況に置かれている子どもたちの様子などを紹介。現状を伝えた上で、セブンスピリットで行っている国際貢献について話しました。
学生に与えられた研修の課題は「私たちにできる国際貢献とは」。学生一人ひとりが大学生として等身大で行う国際貢献や、大学での学びを将来の国際貢献につなぐことなど、グローバル化された社会における自分たちの立ち位置や役割について新たな展望を持つことが目的です。
学生たちは各クラス数人ずつのグループを作って課題に取り組み=写真左=、研修2日目にクラスごとに発表会を実施、投票制でクラス代表の発表グループを1組選出しました。各クラス代表がプレゼンテーションを競い合い、ゲストの永田さんと教員が審査。それぞれの発表後は質疑応答を行い、学生たちの積極的なやりとりが続きました=写真中=。
厳正な審査の結果、1年B組(担任:松木優也講師)=写真右=が最優秀賞に輝きました。
学科担任一同は「今回のトレーニング・プログラムでは、『私たちにできる国際貢献とは』という課題に対して各クラスともに期待以上のアクティブ・ラーニングの成果を出してくれ、健康・スポーツ科学科らしいまとまりが感じられてうれしく思いました」と話しています。今回のクラス代表のポスターは、第一体育館アネックス4階フロアに掲示しています。
今年の春にリニューアルされた「丹嶺学苑研修センター」は、講堂や3室あるセミナー室すべてにプロジェクターを完備。机・椅子はキャスター付きで多様なレイアウトに対応でき、グループワークに適したアクティブ・ラーニング仕様です。